2019-09-20
「ハツリ」という言葉をご存知じですか?
「斫り(ハツリ)」「はつり工事」とは、コンクリートやアスファルトといった硬度の高い材質に対して、必要な刃物やドリルを装着した機械、エアコンプレッサー、ノミ、ハンマーなどを使って、削る、切断する、穴を開ける、壊す、叩くといった作業を行うことをいいます。
ハツリ工事は、コンクリートやアスファルトなどを粉砕する工事なので、とても大きな音が出るとともに、ハツリ工事を行うことで、「ガラ」や「残土」が大量に発生します。
ハツリ工事は、出力の大きいコンクリートハンマーを使用するなど、体には大きな負担がかかる作業です。
実際に電動の機材を使用している人はもちろん、周囲でガラを集めている人にも、コンクリート片が飛ぶ恐れがあるだけでなく、粉塵が舞うため目を痛めたり、想定外のヒビが入り、ブロックやコンクリートが倒れてくるなど危険を伴うため、保護メガネや、身を守る保護具を使った慎重な作業が求められます。
また、強い出力でガタガタとコンクリートなどの硬いものを粉砕する作業を、適切な作業方法と作業時間を考えて行わないと、体に振動障害を起こす可能性があります。
ハツリ工事は危険な作業の1つです。